最近、いろんな美大、芸大系大学のオープンキャンパスに行ってきました。
気づいたことは、自然が多い。しかも山の中や田舎にあることも。
なぜにこんな田舎に美大はあるのか?
ちょっと通学に不便ですね。
美大、芸大が山の中や田舎が多い理由はわかりませんが、私が考えるに街は造形物に溢れ、大半は建物や道路など直線、四角が多くて息苦しい空間に思えます。
東京に出張した際、高層ビルに囲まれた四角の灰色の造形物の風景は、洗練されたというよりも、つらまらない、息苦しいと思えました。
こんな環境では、封鎖的な気持ちでの作品づくりになってしまいますね。
バルビゾン派の「落ち葉拾い」で有名な画家ミレーも、フランスのパリに長年住んでいましたが、人工的な街、産業革命の大量生産に嫌気がさし、近くのバルビゾンという何もない小さな村に引っ越し、純粋な風景画を書いたそうでうす。
バルビゾン派と呼ばれる自然主義的な発想に近いものが、美大、芸大系大学の所在にも関係あるのかも知れませんね。
アートというものは、自然の中で観察することで、新たなアイデアや、発見があるかも知れない。
そういう思いで美大、芸大が山の中や田舎が多いのかとも思います。
コメント